医療法人新正会 間柴医院

お早めに!飯能市の帯状疱疹ワクチンの助成が令和8年3月で終了します

・帯状疱疹とは
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、体の片側に強い痛みと発疹が出る病気です。
これは、子どもの頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが、年齢を重ねて体の抵抗力が弱くなったときに再び動き出すことで起こります。
帯状疱疹は、皮膚の症状が治ったあとも、ピリピリ・ズキズキとした強い痛みが長く続くことがあります。
この痛みは数か月から数年続くこともあり、眠れない・外出しづらい・気分が落ち込むなど、日常生活に大きな影響を与え、特に50歳以上の方では重症化しやすい傾向があります。

帯状疱疹ワクチンは、こうした帯状疱疹とその後に残る痛みを予防するためのワクチンです。
飯能市では令和7年4月1日から令和8年3月31日まで定期予防接種1となり、接種費用の一部に助成が出ます。この費用助成は、令和8年3月31日をもって終了となります。当院で使用している帯状疱疹ワクチンは不活化ワクチンの「シングリックス」と生ワクチンの「ビケン」の2種類があります。不活化ワクチンの「シングリックス」は2回の接種が必要なワクチンで、2回目は1回目の接種から2か月以上あけて行います。そのため、この2回目の接種を期限内に終えるには、遅くとも令和8年1月までに1回目の接種を済ませておく必要があります。これから接種をお考えの方は、接種スケジュールを考慮し、【令和8年1月末まで】に1回目の接種を開始していただくよう、強くお勧めしております。

・対象者(飯能市HPより抜粋)
過去に帯状疱疹の予防接種を受けたことがなく、下記のいずれかに該当する方

1.年度内に65歳を迎える方
2.接種日に60~64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり日常生活がほとんど不可能な方
3.年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上を迎える方
詳細は飯能市HPよりご確認ください。

・接種費用
(シングリックス)
 ・22,000円/1回 自費で接種した場合の自己負担額。
 ・17,700円/1回 公費助成が適用された場合の自己負担額。
(ビケン)
 ・8,800円/1回 自費で接種した場合の自己負担額。
 ・4,500円/1回 公費助成が適用された場合の自己負担額。

不活化ワクチンと生ワクチンの比較不活化ワクチン生ワクチン
接種回数2回1回
予防効果比較的高い比較的低い
効果の持続比較的長い比較的短い
免疫が弱い方接種可能な場合あり接種不可

・接種予約
成人の帯状疱疹ワクチンをご希望の方は在庫の都合上、お電話または当院受付にてご予約を承っております。
間柴医院 電話番号:042-983-1660

・副反応について
ワクチン接種後に注射したところの痛み、腕のだるさ、軽い発熱や疲れた感じなどが出ることがあります。これらは、体が免疫を作っているサインで、多くの場合、2~3日ほどで自然におさまります。重い副反応はまれです。ご心配なことがあれば、いつでもご相談ください。

帯状疱疹は、「かかってから治す」よりも「かかる前に防ぐ」ことが大切です。これからも元気に、安心して毎日を過ごすために、帯状疱疹ワクチンの接種をぜひご検討ください。
ご不明な点は、どうぞお気軽にご相談ください。

  1. 定期予防接種とは?
    定期予防接種とは、国(厚生労働省)が「特に予防が大切」と定めた感染症に対して行う予防接種のことです。対象となる年齢や条件に当てはまる方は、公費(税金)による助成を受けて、少ない自己負担で接種することができます。定期予防接種の対象になると、市区町村から案内(通知や接種券)が届く。決められた期間内に接種するといった流れで接種を受けます。 ↩︎